• 何年も病院に通っているけど一向にうつがよくならない・・・
  • だんだん薬の種類や量が増えてきて不安だ・・・
  • 薬が増えるにつれて症状が悪くなっていて心配だ・・・
  • お医者さんから、あなたは一生薬を飲み続けなければいけない、と言われた・・・
  • 本当にこのまま薬を飲み続けなければならないのか、と絶望的になる・・・
  • このままだと、本当に自分は壊れてしまうのではないか、という恐怖感で夜も寝れない・・・
  • お医者さんは、薬を出すだけで、薬を減らしたい、止めたい、と相談しても全く話も聞いてくれない・・・
  • 自分で薬を減らしたり止めたりしてみたけれど、辛い苦しい症状が出てひどい目にあって挫折してしまった・・・
  • 途中で病気の診断名が変わって、薬の種類が増えて不安・・・
  • 会社を休職して、やっと復職したがすぐに再発して再び休職に追い込まれてしまった・・・

もしあなたが、このような悩みを少しでも抱えていて、自分から薬をやめたい、と強く感じておられるのなら、当院がきっとお役に立てるでしょう。

やすらぎ健康堂・院長の内山 洋司と申します。

​私はこれまで、東京都内のとあるクリニックに鍼灸師として勤務して、延べ1200人余りのうつ、パニック障害などの心の病で苦しんでおられる患者様を10年近くにわたり診てきました。

その患者様のほとんどが精神科、心療内科などのお医者さんに通い、薬を飲み始めたものの、症状が良くなるどころか、悪くなっていました。

そして・・・上記のような不安や心配、絶望感で日夜悩み、苦しんでおられるのです。そんな患者様・・・もしあなたもその1人なら第一番目に申し上げます。

薬を飲んでも治りません。

薬を止めると治ります。

いきなりこのようなことを言いますと、

​「え!本当ですか?そんなこと無理でしょ?!」

とみなさんびっくりされます。

しかし、これは事実なのです。私の長年の治療経験から、このように申し上げることができます。私が診た患者さんの中で、私の考えを理解し納得してくださって減薬、断薬を希望された患者さんの90%以上の方は断薬に成功し、キラキラ輝く元気な自分を取り戻すことができました。

しかし・・・

誤解を招かないように、もう少し詳しく申し上げます。

私は、薬を100%否定しているわけではありません。

「ある特定の病気​」⇒①総合失調症②躁うつ病(双極性障害I型)③中等~重度のうつ病④てんかん、などの方は、必要最小限度の薬を使って治療せざるをえない場合があります。このような方にはやはり薬は必要だと思います。

ただし、この場合でも、「その病気が正しく診断された」ということが大前提です。なぜなら、精神疾患の診断はとても誤診が多いからです。

間違った診断は間違った治療につながり、不適切な薬が処方される危険があるのです。治る病気でもいつまで経っても少しも良くならない・・・そんな事態になってしまいます。​

私が治療対象としているのは、「うつ状態、軽症うつ病」「パニック障害、適応障害、不安神経症、双極性障害Ⅱ型」などと診断されて、長年薬を飲んでいるにもかかわらず症状が改善しない、だんだん薬の量や種類が増えるにつれて不安を感じている、薬が増えるにつれて症状が悪くなっている、そして休職と復職を繰り返している方・・・などです。

こんな症状で悩んでいる方は、これまでお医者さんの言う通りに薬を飲んできました。

しかし、症状は少しも良くなりません。いくら薬を飲んでも良くならない・・・薬が増えてきて不安なので、

「薬を減らしたい、なんとか薬を止めたいのですが・・・」

と相談しても、ほとんどの場合応じてくれません。

思い余って、自分の判断で「薬を減らしたり、止めたりすると」

必ず、薬の副作用や禁断症状が出てきて

今まで以上に辛い、苦しい状態になってしまいます。そして結局、再びお医者さんにかけこみ、薬との縁が切れない・・・という悪循環に陥ってしまうのです。あなたもそんな経験があるのではないでしょうか?

1人で悩まずにいつでもお電話下さい。

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私の治療の柱、となるのは、以下の4つです。

  • 1.ヒヤリング(問診)
  • 2.脳・脊髄神経と自律神経調整治療法
  • 3.減薬・断薬指導
  • 4.生活指導

1. ヒヤリング(問診)

私はこの問診を何よりも大切にしています。初回の問診では、最低1時間を取ります。

じっくり時間をかけて、あなたが心の病におちいったきっかけや原因、これまでの職歴などの経歴・・・これまでの病歴と、心の病による通院歴、薬の服用歴、家族構成や生活環境などを詳しくお聞きします。

問診の目的は2つあります。

①心の病におちいったきっかけや原因をより深く探るため

②なぜ?何年にもわたって治療を受けているにも関わらず治らないのか?その理由を確かめるため

この2つです。

患者様が心の病になったきっかけや原因・・・悩み、苦しみ、薬の服用歴は1人1人違うので、問診の時間を割いてきっちり聞く必要があるのです。

あなたが今の心の病に至った原因と理由、その経過を確認、判断しなければ、次のステップ・・・2、3、4番目の治療に進むことはできません。問診でヒヤリングした内容によって次の治療内容、対策が違ってきます。

2. 脳・脊髄神経と自律神経調整治療法

心の病を患っている患者様は、「心の症状」だけではなく、身体にも何らかの症状が現れています。例えばこんな感じです・・・

心の症状

  • 気分の落ち込み
  • 意欲や興味、関心の低下
  • 思考力、判断力の低下
  • 不安、イライラ、悲観的な考え

身体の症状

  • 身体の痛み(頭痛、腰痛、背中の痛みなど)
  • 睡眠障害
  • 食欲低下、味覚異常
  • 倦怠感、疲労、脱力感
  • その他(めまい、動悸、ほてり、便秘など)

この両者はお互いに関連していて、心の症状が原因で身体の症状が現れたり・・・身体の症状が原因で心の症状が現れたりしますので、この2つは同時並行で治療していく必要があります。

その治療が、私が鍼灸、温熱、磁気治療など、様々な治療を組み合わせた、総合的な全身調整治療の、

脳・脊髄神経と自律神経調整治療法です。

これまで自分の判断で減薬、断薬を試みた方のほとんどが、辛く苦しい薬の離脱症状(禁断症状)に耐え切れずに途中で失敗、挫折しています。

その原因は、薬についての知識不足が大きな要因と思われますが、同時に、身体的ケアも行っていないことにも、失敗の原因があるのです。

薬だけを減らそうとしても、副作用や禁断症状が強いためになかなか難しく、私の治療法で身体的ケアを同時に行うことによって、薬の副作用と禁断症状を緩和し、断薬に至る期間を短縮することができるのです。​

3.減薬・断薬指導

減薬・断薬を実践する前に、なぜ薬をやめなければいけないのか?という理由を知る必要があります。​

心の病に使われる薬は、「向精神薬」と呼ばれており、次のような薬です。

抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬、気分安定薬(躁うつ薬)、てんかん薬

などです。​

1

”薬は、ある特定の病気の人、以外は治療効果はほとんど期待できず、かえって副作用によって重大な薬害を及ぼす可能性がある。”

ある特定の病気、とは・・・①総合失調症 ②躁うつ病(双極性障害I型) ③中等~重度のうつ病 ④てんかん、などです。

これらの病気の人に対しては、必要最小限度の薬を使って治療せざるを得ない場合があります。その場合でも、”必要な患者さんに、必要な薬を、必要な期間に限って”という原則を守る必要があります。

私は、「ある特定の病気の人」と、「それ以外の治療対象者」を、病気の発症原因によって次のように分けています。

  • ある特定の病気の人・・・「脳の病」
  • それ以外の治療対象者・・・「心の病」

脳の病

これらの病気は発症原因が不明で、ほとんどの場合、何の理由もなく突発的にいつの間にか発症していることが特徴で、脳神経組織の生理学的な要因や、遺伝的要因などが関係しているのでは・・・と考えています。

このような「脳の病」には、薬を効果的に利用した治療が必要です。実際、総合失調症、躁うつ病、中等~重度のうつ病、てんかん、などの病気の方も、きちんと正確に病気を診断し、正しく薬を処方できる医師の指導で、ほとんど支障なく日常生活を送っておられます。

心の病

​「それ以外の治療対象者」は、その病気や症状の発症原因が比較的はっきりしており、ある時期まで健康的に生活できていたのが、何らかのストレスなどが原因で症状が出てきた人です。

心の病、の方には、薬の治療効果はほとんどありません・・・心の病には、その症状を発症させた何らかの原因が必ずあります。過重労働、多重債務、失業、離婚、事業の失敗、家族の死、人間関係のストレスなど、いろいろです。

うつ病は、​うつ状態を引き起こしたストレスを排除したり、解決しない限り回復しません。

薬が過重労働、多重債務、失業​、離婚などの問題を解決はしてくれません。まずストレス原因を取り除き、解決していくことが先決なのです。しかし、ストレスの大きさ、重大さによっては眠れない、食べられない、不安、心配が大きく、身体的、精神的にボロボロになって衰弱が激しい時には、緊急避難的に

「必要な薬を、必要な期間に限って一時的に」

必要な場合はあります。

問題なのは、症状がある程度回復し、改善したにもかかわらず、漫然と長期にわたって薬を飲み続けることです。

「百害あって一利なし」です。​

2

”薬(向精神薬)は、麻薬、覚せい剤と同じ危険薬物。”

向精神薬は、麻薬、覚せい剤と同じような化学構造式を持っており、依存性や中毒性が高いのです。

飲み始めると、人によっては麻薬、覚せい剤中毒者のように依存症になってしまう危険性もあります。だから減薬、断薬するときに、離脱症状(禁断症状)​が出てきて苦しむことになるのです。

向精神薬は、厚生労働省が、認める危険薬物で、「麻薬及び向精神薬取締法」の中で管理されています。​

3

”減薬、断薬時に離脱症状(禁断症状)が発現する。”

減薬、断薬する際に最も注意すべき問題は、程度の違いはあっても、離脱症状(禁断症状)が必ず出てきて患者さんを苦しめることです。

離脱症状は実に多様で、

「不安、恐怖、興奮、悪夢、不眠、頭痛、発汗、震え、動悸、耳鳴り、知覚異常、ケイレン、むずむず脚​、自傷行為、自殺」

など・・・​いろいろですが、薬の服用量、種類、内容、服用期間などによって違ってきます。

4

”薬の副作用によって重大な影響を「身体に」及ぼす。”

一般的に、薬の副作用は避けられませんが、向精神薬には特別な注意が必要です。人間にとって最も重要な器官である脳組織(神経細胞やホルモンなど)へ直接働きかける薬なので、その副作用には十分注意し、認識しておく必要があります。

例えば・・・悪性症候群、セロトニン症候群、アクチベーション症候群など、危険な副作用が多くあるのです。

5

”一生薬漬けになってしまう危険性がある。”

現在の精神医療の大きな問題は、「多剤大量処方」であり、「長期服用」です。

ほとんどの医師は、薬を出して量や種類を増やすことはしますが、患者さんの症状に応じて的確に減薬したり、断薬をすることをしません。​このような医師にかかっている患者さんは、

「あなたは一生薬を飲み続ける必要があります。」

などと言われて、一生薬漬けの生活を送ることになる危険性があるのです。

O Aさん20代後半・女性・既婚

内山先生、突然の手紙、失礼します。

​1年ほど前まで、●●クリニックでお世話になっていたO Aです。岐阜から半年ほど通院させていただきました。そちらを卒業した翌日、5年間大量に飲んできた薬の最後の1錠、をやめました。

​薬をやめて1年が経ちます。症状もどんどん消えていき、楽しく毎日を過ごしています。続けていた美術で賞を受賞することもできました。ライブに行ったり、アートイベントに行ったり、やりたいこと、行きたいところ、見たいものがたくさんありすぎて時間が足りないくらいです。

パートの仕事も平日だけ始めました。やっと慣れてきて毎日少しずつ自信がついてきているのがわかります。

薬を出してくれていた

病院の先生には、「あなたは一生薬を飲んでいないと生きていけない」と言われましたが、やめて本当に良かったです。

内山先生が初診時、「薬はやめなさい!」と強く言ってくださったこと、「何かあったら電話してきていいよ」と優しい言葉をかけてくださったこと、心から感謝しています。

薬をやめることはもちろん、同時に、考え方も変えていくことが大事だと感じています。​

ありがとうございました。​

これからたくさんの幸せが訪れることを信じて、毎日、「今自分にできることを精一杯やる」日々を積み重ねていきたいと思っています。​

W Aさん30代後半・女性・既婚

内山先生へ、

​●●クリニックで内山先生の治療を受けた帰り道、私はいつもいつも感謝の気持ちでいっぱいでした。

毎回感じていた感謝の気持ちを今、ここに伝えさせてください。

私は、

19歳の頃にパニック障害の発作を起こし、数々の精神科にパニック障害やうつ病、社会恐怖症、広場恐怖症などと診断され、向精神薬や抗うつ剤を13年間飲み続けてきました。

●●クリニックで内山先生に出会えていなかったら、私は間違いなく今も薬を飲み続けていたと思います。

薬をやめるきっかけとなったのは、内山先生から2回目の治療に入る前に、

「あなたなら薬をやめられるよ」

と言ってくださった・・その一言です。

もともと、薬はやめたかったのですが、やめると症状が再発するという繰り返しだったのです。ずっと飲み続けなければいけないのか・・・と半ばあきらめていました。しかし、内山先生からの言葉に背中を押され、翌日から薬をやめました。

断薬の症状は想像を絶するほど辛く、深夜に激しい動悸で目が覚めたり、ありとあらゆる恐怖感が襲ってきたりと、しばらくは毎日2時間寝られれば良い方でした。ずっとこの暗闇の中でもがき苦しみ続けるのかと不安で仕方ありませんでしたが、内山先生でなければ、私はそのまま薬をやめることも、あの断薬症状に耐えることも絶対にできませんでした。

いつも治療の前に、まっすぐ私を見て話を聞いてくださったこと。

「おかしなことがあったら、いつでも連絡してください」

と名刺をくださったこと。

いろいろな断薬症状が出ても、

「もう少しの辛抱」「絶対に良くなりますよ」

と毎回毎回励ましてくださったこと。

過去の診断結果から、私の今までの症状は、再発ではなく、薬の断薬症状だと見抜いてくださったこと。

そして最初に発作が起きた原因は「首にある」とも見抜いてくださったこと。

私の友達のことも親身になって話を聞いてくださったこと。

一人暮らしであることを伝えたら心配してくださったこと。

治療開始から2か月経った頃、

「だいぶ表情が明るくなってきたよ」

と言ってくださったこと。

些細なことかもしれませんが、私にとっては、内山先生の一言一言が、いつも温かくて勇気づけられました。

正直、あの大量の鍼の治療はつらい時期もありましたが、いつも終わる頃には全身がたっぷりと温められ、身も心も安心感で満たされていました。

ちゃんと「診て」くださる本物の先生に出会えて本当に良かったです。

断薬症状はほとんどなくなり、普通に日常生活が送れるようになった、治療から8カ月経過した頃に妊娠。先生には出産直前までお世話になりました。

その後は無事出産を終え、子供ももう1歳半。とっても元気な男の子です。こうして子供を授かれたのも間違いなく内山先生のおかげです。

​出産後は、育児に家庭の事情などたくさんの出来事があり、薬に頼っていた頃と同じように辛い時もありますが、あれからは薬は一切飲んでおらず、再発もしてもいません。

内山先生、本当に、本当に、ありがとうございました。​

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減薬、断薬に成功するために最も​必要なことは、あなた自身が

「私は絶対に薬をやめる。そして自分の明るい未来を取り戻す!」

と強く決意をすることです。

中途半端な気持ちや他力本願の気持ちがある限り、絶対に断薬はできません。なぜなら、減薬中も断薬後も薬の副作用や離脱症状(禁断症状)に苦しむからです。

それは辛く苦しいものです。自分1人でその苦しみに耐えなければならないのです。誰もそれを肩代わりすることはできません。

中途半端な気持ちで始めると、簡単に途中で挫折してしまいます。そうならないためには、あなた自身の揺るぎない強い決意しかないのです。

さらに・・・断薬を成功に導くために、苦しんでいるあなたをサポートする「応援部隊」が必要です。それが・・・

  • 家族の理解と全面的協力
  • 心身両面から治療にあたるサポーター

です。つまり、「あなた本人」、「家族」、「サポーター」の3者が信頼関係を築き、一致協力し合ってこそ、断薬を成功に導くことができるのです。

家族の理解と全面的協力

まず家族の全員が、「なぜ薬をやめなければいけないのか?」という根本の考えをきちんと理解して、納得することが必須です。

家族の中で、薬を減らしたりやめることに疑問を持つ、あるいは反対する方がいると、あなた自身が強い決意で実行しようとしても、途中で心が揺れて挫折に追い込まれる可能性が高くなります。

「これまで何年も薬を飲んでも改善しないのは、薬の効果がないからだ。薬は麻薬、覚せい剤と同じように依存性、中毒性があり、一生薬漬けの生活を送る危険性がある」という事実を家族全員が理解して、協力し合って支えていくことが必要なのです。​

心身両面から治療にあたるサポーター

私は心身両面から治療にあたるサポーターとして、あなたができる限りスムースに、安全に、短期間に離脱症状(禁断症状)を克服し、健康な身体を取り戻すための支援をします。

あなたとともに、減薬、断薬の苦しい道を乗り越えるために、身体的ケア(脳・脊髄神経と自律神経調整治療)を行うとともに、あなたの精神的ケアに対応できるよう、ホットラインを設けて、いつでも電話やメールで、質問や悩み、相談に対応できるようにします。

※私は、強い、揺るぎない決意をしたあなたを全面的にサポートし、誠心誠意、真心をもって治療にあたらせていただきます。必ず、あなたの期待に応えることができる・・・そう信じています。

​4.生活指導

うつ病など、心の病を患っている人は、睡眠、食事などの生活リズムが乱れがちになります。日常生活のリズムが乱れ、一定化していないと、身体のリズムとともに精神状態も落ち着かず、常に不安定なままなので、病状の回復を遅らせることになります。

生活指導では、起床、朝食、散歩、昼食、夕食、入浴、就寝などの日課を、ほぼ同じ時刻に行うように指導していきます。

気分の変動を安定させ、病気からの回復を図るために、まずは日課の定時化、生活リズムを安定させることです。

睡眠


睡眠は、人間にとって、身体的、精神的な疲労を回復するために最も重要で、必要な行為です。

どのようにして「質の良い睡眠」を確保するか、は心の病から回復するための鍵を握っている・・・と言っても過言ではありません。​

患者さんが訴える睡眠の問題の多くは、

「寝つきが悪い」 「何度も目が覚める」 「朝早く目覚める」

など、不眠に関することですが、最も重要なことは、自分の「睡眠時間」と「睡眠パターン(リズム)」を把握して​、正常なリズムに安定させることです。

すなわち、「睡眠時間」は、毎日7~8時間を確保すること、「睡眠パターン」は、毎日の就寝(入眠)と起床(覚醒)の時刻をほぼ一定に保つようにすること、です。

「寝つきが悪い」 「途中で目が覚める」 「朝早く目が覚める」 などの、​不眠状態を見るのではなく、「睡眠時間が確保されているか」、「睡眠パターンが守られているか」、を毎日把握して、数日間の期間にわたる睡眠状態を理解することが大切なのです。

一例ですが・・・

「夜11時就寝、朝7時起床」 「8時間の睡眠時間」 「休日の朝寝坊も2時間(朝9時ごろまで」のリズムを守っていくことです。

このリズムを安定させ、守っていくために実行すべきことがあります。​

  • 身体を動かすこと(散歩や軽い体操など)
  • 禁酒(特に服薬中は厳禁です) ※アルコールは、睡眠の質を著しく損ないます。睡眠効果を上げるために、睡眠薬とアルコールを一緒に飲むなどは自殺行為です。病気をますます悪化させます。
  • 睡眠日誌を毎日つける(市販の用紙があります)

食事


食物繊維を摂取して腸内細菌を活性化する。

精神疾患(心の病)は、脳組織の神経伝達物質(脳内ホルモン)の異常によって起きるのではないか(まだ仮説の段階ですが)と言われています。

うつ病は、脳内ホルモンの1つである​セロトニンが減少することが原因ではないか、と考えられており、セロトニンの量を脳内で増やすことを目的に開発されたのが、抗うつ薬のSSRIです。

セロトニンは、歓喜や快楽を伝える物質として使われ、「幸せホルモン」と呼ばれていますが、これが減ってくると、気分の落ち込みが激しくなると言われています。

人間の体内に存在するセロトニンの90%は腸内に集中しており、​脳内にはわずか2%程度に過ぎません。脳内のセロトニン量を増やすには、わずか2%の存在しかない脳内のセロトニンを増やすより、腸内のセロトニンを増やして、脳に送り込んでやるほうが明らかに効率的です。

​腸内のセロトニン量を増やすには、腸の働きを良くしてあげることが必要であり、腸の働きを良くするためには、腸内細菌のバランスを正常化して、その働きを活性化させることが大切なのです。

腸内細菌のバランスを正常にし、活性化させる働きをするのが、食物繊維です。

つまり、脳内のセロトニン量を増やすには、毎日の食事で食物繊維を十分に摂取することが何より大切なのです。​


私の治療の4つの柱について語っている動画です。ぜひご覧ください。

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※月曜日・木曜日は祝日でも受付・診療を行います。

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